【文献紹介】人間の行動の不合理さに迫る!〜お気に入りの本を紹介します〜

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こんにちは。

今回は私が最近読んだ本の中でも非常に面白かったものを紹介しようと思います。

今回の本はこちら!

『予想どおりに非合理 ~行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」~』

著者:ダン・アリエリー

訳:熊谷淳子

出版社:早川書房

この本は今、アメリカでベストセラーとなっており、他にも何作品かシリーズで出版されています。

人間が日々の生活で行う選択。その根拠は非常に滑稽で不合理なものらしい。

なぜ、人は騙されるのか。

なぜ、自分の意志とは異なる選択に誘導されてしまうのか。

そんな人間の不完全さを数多くのユニークな実験で解明していく、探求型のエッセーです。

人間の行動の不合理さ

人の行動に注目したことはあるか。私達が日頃、なんとなく行っている無意識な行動は、実は不合理な根拠から成るものがほとんどらしい。

例えば、以下のような例を考えてみよう。(ただし、以下の例は文献に記載されているものではなく、私が勝手に考えた、実体験を基にした具体例である)

とある喫茶店にて

私は今、とある喫茶店で読書を楽しんでいる。時間帯はお昼の2時を回ったところか。昼食は適度に取ったしコーヒーでも楽しみながら読書に集中しようかという気分。

ここのメニューは以下の通りだ。

メニューⅠ

  1. ドリップコーヒー 400円
  2. パンケーキ 500円
  3. モーニングセット 700円

さて、あなたはどれを選ぶだろう?

恐らく、③のモーニングセットを選ぶのではないだろうか。私もそうだった。多分、これが自然の反応だと思う。

しかし、このメニューがもし、以下のようだったらどうだろう。

メニューⅡ

  1. ドリップコーヒー 400円
  2. モーニングセット 700円(※②はドリップコーヒーとパンケーキのセットになります。)

恐らく、今回は①のドリップコーヒー単品を注文する人が増えたのではないだろうか。私もきっとそうする。

一体何が起きたのだろうか。メニューの内容は全く同じだというのに、記載された内容が変化しただけでなぜこんなにも我々の選択に違いが生まれたんだろう。

行動経済学を学ぶメリット

今回のような例の原因は、この行動経済学が明らかにしてくれる。

人間は、常に相対的な視点で物事の価値を判断して生きている。しかし、その視点が合理的な選択を妨げる要因となることもある。このことを心得ておけば、もしかしたら今よりももっと生活が豊かになるかもしれないし、お金儲けだって出来るのかもしれない。

こんな、非常に興味深い人間の行動心理を、行動経済学の第一者である、アメリカのデューク大学所属、ダン・アリエリー教授とともに冒険してみてはどうだろうか。

この本を読んだ感想

ダン・アリエリー教授が、ある事件をきっかけに、夢中でこの行動経済学の研究を始めたのだが、彼のその無垢な探求心と好奇心、情熱が非常に伝わってくる内容になっており、人間の行動に関わる数々の謎に立ち向かって、一般人や学生を対象としたユニークな実験が豊富に書かれている。

ただ、実験結果を主観的に述べ続けるのではなく、読者にも思考を促すような気さくで画期的な文面にはまったく退屈を感じさせない魅力があると思う。

普段の暮らしの中にある無意識な行動に、あえてその謎を追求することは私たちにとって非常に質の良い学びになる。是非、何気ない瞬間に興味を持ってみてはどうだろうか。

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